コカコーラ 120周年記念 メモリアルフィギュアコレクション

2006年 3月 コカコーラ 120周年記念としてメモリアルフィギュアがコカ・コーラに付いていました。
全部で24種類あったので全種集めるのは大変でしたが、何が付いているか見えるので何とか全種集めることができました。

No.1 シロップディスペンサー

コカ・コーラは1886年アメリカジョージア州アトランタで薬の製造・卸売業を営む薬剤師ジョン・S・ペンバートン博士によって発明されました。
今では想像出来ませんが、当時は炭酸でなくシロップを水で割って販売されていました。1887年の初めに、間違って水の代わりに炭酸水で割った所、これがかえって評判を呼びそれ以降、炭酸水で割る事が定着しました。
フィギュアは当時シロップを入れていたシロップディスペンサーを再現したものです。ちなみに当時はグラス1杯5セントで販売されていました。

No.2 サービングトレイ

コカ・コーラが販売された当初、“デリシャス&リフレッシング”(おいしく、さわやか!)をキャッチコピーに、様々な販促品が作られました。中でもトレイはお店での使用頻度が高く、抜群の宣伝効果もあった事から、今日に至るまで数多くのモデルが作成されています。
フィギュアはコカ・コーラ社が1897年に作成したトレイを再現したものです。

No.3 ハチンソンタイプボトル

アメリカミシシッピ州ヴィックスバーグで、製菓業とソーダ水の瓶詰業を営んでいたジョセフ・A・ビーデンハーンが、店まで足を運ばないお客さんにもコカ・コーラを飲ませればきっと好きになると確信し、瓶詰にする事を思いつきました。
フィギュアは初めて瓶詰コカ・コーラが発売された当時のボトルであるハチンソンタイプボトルを再現しました。

No.4 ティファニースタイルランプ

かの宝石店ティファニー創業者子息ルイス・C・ティファニーが、発明王エジソンより受けたテーブルランプの技術アドバイスを元に製造したティファニーランプ。ガラス片に銅のテープを巻き、ガラスとガラスをハンダ付けでつなげるというまったく新しい技法によって生み出されたこのランプをコカ・コーラ社はいち早く取り入れ、販売店での広告・装飾用として多数使用しました。数あるコカ・コーラ販促品の中で、最も人気が高いアイテムの一つです。
フィギュアは当時お店で使用されていたデザインを再現したものです。

No.5 馬車

多くの人にコカ・コーラを飲んでもらう為の流通経路がなかった当時、お客さんが買いに来るのを待っていては、コカ・コーラの素晴らしさを伝えられないと考えたコカ・コーラ社のキャンドラー社長は、馬車を利用し、問屋を通さず1軒1軒の小売店へ製品を販売する方法を考え出しました。フィギュアは当時使われていた馬車を再現したものです。

No.6 ウォールクロック

時計の盤面に描かれたコカ・コーラのロゴマークと当時のキャッチコピー“デリシャス&リフレッシング”(おいしく、さわやか!)が目を引く掛け時計です。1896年頃生産されたこの時計はコカ・コーラを販売していたファウンテンショップ等でコカ・コーラを人々に認知してもらう販促品として活躍しました。フィギュアは当時のモデルを再現したものです。

No.7 ストレートサイドボトル

1892年にメリーランド州、ボルティモアのウィリアム・ペインターにより発明された王冠の登場により、コカ・コーラも瓶をストッパーでとめていたハチンソンタイプボトルから、王冠で飲み口を完全密封出来るストレートサイドボトルへと変わりました。フィギュアは当時のモデルを再現したものです。

No.8 フォード社製ルートカー(Model-T)

1910年~20年代にコカ・コーラのルートカーとして使用されていたのは、フォード社製のモデルTというタイプです。
モデルTは、これまでに比べ低コストで大量生産が出来たため、瞬く間に普及し、アメリカはもちろん全世界の足になったばかりでなく、モデルTなしに自動車史は語れないといわれるほど大きな影響を与えた自動車でした。

No.9 ルートボトル

コンツアーボトルの原型となったといわれるルートボトル。1915年に作成されたこのボトルは、コンツアーボトルの試作品であり、中央部分が大きく膨らみ、縦に何本も流れる襞状の線が入った独創的なデザインで、ココア豆のさやをヒントに誕生したものといわれています。フィギュアはこのボトルを再現したものです。

No.10 フォード社製ルートカー(Model-A)

車社会の到来に伴い、フォード社が発表したこの車は、ガソリン車の元祖“モデルT”以来、実に19年ぶりとなる新型車として予約だけで50万台という空前の大ヒットを記録しました。商用車にも多く利用されるほど、優れた経済性と耐久性を持ったこの車はコカ・コーラ社でも採用され、1930年代にルートカーとして活躍しました。フィギュアはこのモデルを再現したものです。

No.11 ボトル・クーラー

昔のコカ・コーラは、小売店の木製冷蔵庫で、魚や肉と並んで冷やして販売されていましたが、1929年にジョン・C・ステイトンが開発したキャスター付クーラーの登場により、冷えたコカ・コーラをお客様の手の届くところまで移動して販売出来る様になりました。当時としては斬新な、クーラー自体に広告を入れディスプレイ効果を高める手法を用いたこのクーラーは、全米で数千台が使用されたといわれています。フィギュアは当時のクーラーを再現したものです。

No.12 シックスボトルカートン

シックスボトルカートンは現在の様な車社会でなかった当時まとめ買いが困難だったコカ・コーラを手軽に持ち運び出来るケースとして誕生しました。ボトルが6本入るこのカートンは“おいしいコカ・コーラをご自宅でも!”をキャッチフレーズに販売され、コカ・コーラを代表するモチーフの一つとして現在も人気の高いアイテムです。フィギュアは当時ディスプレイとしても人気の高かった6本入り木箱を再現しました。

No.13 サンタクロース

赤い衣装に立派な白い顎髭。今では誰もがサンタクロースの姿を想像出来ますが、このサンタクロースの姿がコカ・コーラより誕生したものである事はあまり知られていません。1930年、画家のフレッド・ミズンがコカ・コーラの雑誌広告用として、コカ・コーラのイメージカラーである赤を使用したサンタクロースを描き、クリスマスシーズンにこのサンタを使用しコカ・コーラの販売を展開した事からイメージが定着し、世界中の人々に広がりました。
モデルになったのは、コカ・コーラの元セールスマン、ルウブレンディ氏で、フィギュアは当時のデザインを再現したものです。

No.14 フォード社製ルートカー(Ford Panel)

1930年代に発売されたフォード社製・フォードパネルバン。同じフォード社製のモデルAよりも車体が長くより多くのコカ・コーラを運搬する事が出来ました。現代のコカ・コーラルートカーは赤がほとんどですが当時は黄色を基調にしたモデルが数多く作られ、広告塔としても活躍しました。フィギュアは当時のモデルを再現したものです。

No.15 ベンディングマシーン

スラリ背の高いこのベンディングマシーン(自動販売機)は、1956年~59年頃までに生産されたヴェンド社の「V44」と呼ばれるモデルです。その名の通り、中には44本のボトル入りコカ・コーラをセット出来る仕組みになっています。このモデルはコカ・コーラのベンディングマシーンの中でも最も人気の高いモデルの一つです。

No.16 バディ・リー人形

数多く作られているコカ・コーラグッズの中でも、コレクター垂涎のアイテムが、このコカ・コーラバージョンのバディ・リー人形。1920年代に設立されたライセンシングプログラムの中から誕生したこのアイテムはアメリカを代表するジーンズメーカーLEE社が、自社の販売促進用として作成した人形に、コカ・コーラセールスマンのユニフォームを着せたモデルです。フィギュアは1960年代にコカ・コーラ販売促進用として、お店に配られたバディ・リー人形を再現したものです。

No.17 チェストクーラー

1930~40年代に活躍した移動式クーラー。真っ赤なボディーが特徴のこのクーラーは、氷を使って冷やすタイプのもので、全部で51本のコカ・コーラボトルが収納出来ました。このモデルは後に、硬貨を投入する事で購入可能な自動販売機の原型にもなりました。フィギュアは当時のモデルを再現したものです。

No.18 ディスペンサーバレル

“There’s nothing like a Coke”(コカ・コーラに並ぶものはない)のキャッチコピーが入った1950~60年代に使用されていたシロップ用のディスペンサー。レバーを取り付けた事で本来必要な移し変えの作業を省き、作業効率を高めたモデルです。今では1つのディスペンサーから多数の飲料をボタン1つで選択出来る事が当たり前になっていますが、このディスペンサーは50年代当時としては画期的なアイテムでした。フィギュアは当時のモデルを再現したものです。

No.19 ダイヤモンド缶

製缶技術の向上によりパッケージデザインの自由度も飛躍的に向上しました。これによって、それまでのボトル(瓶)では表現出来なかった複雑なデザインパッケージを製造する事が可能となりました。そんな中で生まれた通称“ダイヤモンド缶”と呼ばれるこの缶は、当時流行していた最新モダンアートの影響を色濃く受けたものです。大きくプリントされた白いダイヤモンドとロゴの組み合わせという初代のデザインにコンツアーボトルを加えたこのダイヤモンド缶は今見ても、斬新なデザインで見る者を惹きつけます。フィギュアは1966年頃に使用された缶を再現したものです。

No.20 王冠

コカ・コーラを語る上で絶対に外せないのが独特の美しいフォルムを持つコンツアーボトル。その蓋として開発された王冠は、蓋としての機能はもちろんですが、その完成されたデザインから大人から子供まで国内外に多くのコレクターを持つ程人気の高いアイテムです。あまり知られていませんが、王冠には21個のギザギザがあります。これ以上多くても少なくてもしっかりと蓋をする事が出来ないという試行錯誤の上、誕生した王冠は、コレクターを魅了してやみません。フィギュアは最も代表的な王冠を再現したものです。

No.21 フォード社製ルートカー(Ford AA)

1930年初頭に登場したフォード・AAというタイプのトラックです。長い荷台はこれまで以上にたくさんのボトルを運ぶことが出来ました。
また、大きく描かれたコカ・コーラのマークは、動く広告塔として多くの人の目に留まり、非常に高い宣伝効果を発揮したといえます。

No.22 スプライトボーイアイスクリームカート

コカ・コーラのマスコットキャラクター・スプライトボーイがデザインされた移動式のアイスクリームカート。1950年代にイタリアで使用されていたもので、夏になるとこのカートの前にはたくさんの人たちが集まり、冷たいコカ・コーラとアイスクリームを楽しみました。フィギュアは当時のモデルを再現したものです。

No.23 三菱ふそう社製ルートトラック(CANTER)

現在、日本各地でコカ・コーラ社製品を配達している三菱ふそうトラック・バス社製のキャンター。通称“ルートトラック”と呼ばれるこの車は、サイド扉にもコカ・コーラロゴを塗装し、走る広告塔としての機能を果たしています。フィギュアはこのモデルを再現したものです。

No.24 コンボイトラック(Kenworth W900)

大量輸送時代の到来と共に誕生したコンボイトラックは、その大きさから人々の目を引きつけ広告媒体としても力を発揮してきました。中でもコカ・コーラロゴのコンボイトラックはアメリカ各地を横断し、季節毎に変わるデザインによって消費者の注目を集めコカ・コーラの販売促進に一役かいました。フィギュアは現在も世界各地を横断しているケンワース社製コンボイトラックを再現したものです。